通信教育、再び

チャレンジしてみた
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 働き始めて数年がたった頃、通信教育を始めたことがあります。
 仕事にはすっかり慣れ、毎日が決まったルーティンの繰り返し。夢中になれるものもなく、なんとなく退屈していました。そんなある日、「何か学んでみようかな」と思い立ち、〇ーキャンなどの通信講座をいろいろ眺めてみました。

 最終的に選んだのは、メイクの通信講座です。
 なぜメイクかというと、私は一重まぶたなのですが、市販のメイク本は寒色系のアイシャドウを使ったものが多く、なりたい顔になれない。だったら、いっそ一から学んでみようと思ったのがひとつ。もうひとつは、横文字の資格証がなんだか格好よく見えたからです。

 講座は2年間で、費用もけっこうかかりました(ウン十万円…)。でも、その分、デパコスの化粧品や道具、DVDが届き、教材を見ながらコツコツ学び、自分の顔で練習を重ねました。

 通信教育なので、もちろん課題提出もあります。
 眉のデッサンをしたり、色鉛筆で指示通りのイメージになるようアイシャドウの配色を考えたり、友人にモデルをお願いしてメイクして写真を撮り、専用の提出用紙に貼りつけて提出したりと、なかなか手間のかかる作業も多かったです。
 モデルとのスケジュール調整や写真の現像など、地味に大変なことも多くて、途中でくじけそうにもなりましたが、最後までやり切れたのはよかったなと思っています。
もちろん、学んだ技術は自分にしか役に立っていませんが(笑)、同じ講座をきっかけにプロとして活躍している方もいらっしゃるので、そこはご安心を。

 その後、「通信教育って、やっぱり費用はすごくかかるし、けっこう大変だな」と感じ、しばらくは興味のある資格があれば試験がどんなものか調査し、それから本屋へ行き、参考書と過去問を買って、自力で勉強するスタイルに切り替えました。ひたすら暗記と問題演習に集中するやり方です。だいたい勉強期間は3カ月で、試験はマークシート方式のものを選んでやっていました。マークシート方式を選んでやっていたのは、うろ覚えでもなんとかなるからです。

 ……が、つい最近、また通信教育に申し込んでしまいました。
 さて、今回申し込んだのは――なんと「四柱推命」の通信講座です。そう、占いです。

 数カ月前に『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』という本を読んで、自分の命式を出してみたのですが、理解できない事が多い。とりあえず進めて自分がどんな性格なのかを見てもしっくりこないし、蔵干がなぜ年・月・日・時それぞれに3つずつあるのか、蔵干の内の1つをなぜ鑑定に使うのか、まったく意味がわからない。理由も書いてなかったですしね。

 そこで、「通信講座でちゃんと学べば、納得できるかもしれない」と思い、申し込んでみました。わからないところは質問もできますし、将来的には“占い師”を名乗って活動するのもアリかな、とちょっと思っていたりします。

 ……とはいえ、もっと仕事に直結しそうな実用的な講座にすればよかったのでは?と、自分でも思わなくもないんですけどね。知識欲に負けました。

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