今も昔もあまり変わらないもの

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 最近、鳥獣戯画展に行ってきました。鳥獣戯画に描かれている生き物たちは、どれもリアルというよりもイラスト風で、可愛らしさが際立っていました。古い絵画というと、私には少し怖いイメージがあったのですが、鳥獣戯画は動物たちが可愛らしいので、全く怖く感じませんでした。

 展示されているのは鳥獣戯画だけではなく、高山寺に関わるさまざまなものもありました。その中で、特に明恵上人に親しみを感じました。彼は、まさに「お釈迦様ガチ勢」だったのではないかと思うんです。明恵上人が、お釈迦様を親のように慕い、お釈迦様が住むインドと海で繋がっている日本の石を、「これはお釈迦様がいるインドの石だ!」と信じて大切に持ち歩いていたというエピソードを知って、これって今でいう「概念グッズ」じゃないかなと感じました。

「概念グッズ」というのは、推している人やキャラクターを象徴するようなアイテムのことを指します。
 例えば、アイドルやVTuberにはたいていイメージカラーがあって、その色のアイテムを持ったり、好きなアニメや漫画のキャラが作中で使っていたモチーフを取り入れた小物を持ったりすることが該当します。こういったグッズは、あからさまにそのキャラやアイドルをアピールするものではなく、さりげなく自分の好きなものを身近に感じるためのアイテムだと思います。

 この「概念グッズ」という考え方を初めて知ったときは、新しい発想だなと感動したのですが、明恵上人が大切にしていた石のエピソードを知って、実は昔から変わらない気持ちがあったのだと気づかされました。
 たとえ「概念グッズ」という言葉が存在しなくても、そういった思いは昔から私たちの中に刻まれていたのかもしれません。ふと自分の周りを見渡してみると、会社で使っている社員証入れも概念グッズの一つかなと思ったりしました。意識して選んだわけではないのですが。

もしかしたら、あなたの身の回りにも「概念グッズ」があるかもしれませんね。

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