ミニマリストさん達から学んだこと

良かった物・こと
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 一人暮らしを始めた当初、気合が入りまくっていました。毎日きちんとした生活を送ろう! なんて決意し、そうなるように暮らしていました。でも、それが続いたのはだいたい最初の3カ月くらいで、だんだん苦しくなってきました。

 私は、とても面倒臭がりです。掃除も片付けも料理も好きじゃない。時間があるなら趣味に費やしたいタイプです。

 だんだん頑張っていた掃除は怠りがちになり、料理もしなくなっていきました。週1回、最低限の掃除はしていたけれど、片付けをしなくなり、足の踏み場がギリギリある程度まで物が溢れていきました。
 部屋や生活が荒れてくると、「こんなはずじゃなかったのに」とか「こんな生活が送りたいわけじゃないのに、なんでできないんだろう」と自分を責めるようになり、部屋の惨状から目を逸らし、だんだん身動きが取れなくなっていました。

 きっかけは3年前。引っ越しをしなければならなくなり、荷造りの時点で物が多すぎることに絶望しました。1人で引っ越しなんて無理だと思いましたが、やらないといけない。結局、引っ越し屋さんに手伝ってもらい、何とか荷物を運び出し、新しい部屋に大量の物を運び込みました。
 運び終えたのが夜だったので、その日は最低限使う物と寝具を出し、積み上がった段ボール箱を見ながら、再びどうするんだこれ……と思いました。泣きたい気持ちでしたが、いじけたところで誰かがやってくれる訳が無い、自分でやらなきゃいけないんだから切り替えなきゃと自分で自分に叱咤して、どうやって片付けるか考え、検索してたどり着いたのがミニマリストさん達でした。

「ミニマリスト」と聞くと、極端に物が少ない生活をする人というイメージがあるかと思いますが、私が見て感じたのは、自分で管理できる物の量を把握して生活をしている人達です。細々した物があまりなく、代用できるものは代用し、何か物を買う時は本当にそれが必要かどうかよく考えて買っています。安易に物を買ったりしていません。

 それに比べて私は、細々した物が多く、買う時も目に入った物がとても便利そうで、それが他の物でも代用がきくのに必要だと思って買っていました。また、本や不要になった説明書や書類も多かった。それらを手放し、どうしても必要だと思う物は小型化することで最適化しました。以下は私が実行したことです。


  1. 捨てること、手放すことに罪悪感を持たない

    たとえ人から貰った物でも、使わないのなら手放す。写真に残すこともできますが、後々見返して後悔するので写真は撮らずに手放しました。

  2. ときめくかどうかで物を残すか判断しない

    その方法を参考にして私は失敗しました。物が多い人にこの判断は難しいです。なぜなら思考停止状態で何を見てもときめいてしまうから。そのときめきは偽物で、使いたい時にあるという安心がなくなるからドキドキする。このドキドキがときめきの正体だと私は思っています。
    絶対に使う、今使う、今じゃなくても季節物ならば1年以内に必ず使う物かどうかで判断しました。袖を通していない、なんなら封すら開けていない物はこの先絶対に使わない。

  3. 本は残す量を決める

    カラーボックス1つ分に漫画や小説、もう1つはレシピ本や写真集、勉強関連書類を持つことにしました。1年経って読まなかった本や読み終わった本は手放す事にしています。基本、図書館で本を借りるようにしています。無料で本が読み放題なので、使わない方がもったいない。

  4. 書類は年1回見直し、DM類は最低月1回確認

    契約更新したら古い書類は不要ですし、DM類は溜まっていくのでいらないものは捨てています。

  5. 迷った物は使わない、「いつか」は来ない

    使う可能性があるとしても、それは遥か遠い未来の話。その時にどうしても必要だと判断したら買うことにしました。今の所、そのような事態は起きていないので不要だったんだなと思います。

  6. 必要な物は小型化

    すぐ置き場が無くなり足の踏み場がなくなるので、小さい物を選ぶ事にしました。私が買い替えたのは2つ、水切りかごとシュレッダーです。
    水切りかごは置くスペースが無く、あるミニマリストの方が使っていたティータオルと鍋ぶたオーガナイザーを使うことにしました。現状、面倒なメンテナンスが無く、ティータオルは洗濯機で洗えますし、鍋ぶたオーガナイザーは大きい物では無いので気になったらサッと洗う程度で済みます。
    シュレッダーは大きい電動の物を持っていましたが、音がうるさく、熱を持って止まることがあり、ゴミを捨てるのは年1回くらいの頻度。はさみでは小さい文字の個人情報のカットが辛く時間がかかり過ぎたので、手動式のマイクロカットができる物を選びました。

 まだ物を減らしきれていないと思うし、時々迷ったり怖気づいたりすることもありますが、掃除がしやすくなり、あの頃には戻らないぞ! という決意でまだ頑張れています。ミニマリストの考え方は、私にとってためになる知恵でした。

※あまり綺麗じゃなくて見せるのは恥ずかしいのですが、ティータオルと鍋ぶたオーガナイザーはこんな感じで使っています。

鍋蓋オーガナイザー

ジョージ ジェンセン ダマスク / エジプト ティータオル

折りたたみ水切りトレー

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